アレルギー 花粉症

春先になるとくしゃみや鼻詰まり、目の痒みに悩まされる人をよくみかけます。花粉症は、風に乗り大気中に飛散する花粉を鼻や喉に吸い込んだ時や、目に付着した時にアレルギー反応を起こす病気です。これほど一般的に花粉症などのアレルギー反応が蔓延したことの背景には食生活の変化、大気汚染などが生体を刺激し、抗体産生を促進していることが考えられます。

 

花粉症の原因は、花粉に直接接触した人全員が花粉症を発症するわけではありません。アレルギーを起こしやすい体質の人が花粉と接触することで発症します。まず、花粉を異物と認めると、花粉に対する抗体が作られ、抗体は鼻や目などにある肥満細胞と結合します。その状態で再度花粉が体内に入って花粉と抗体が結合すると花粉を排除するために肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出されます。科学伝達物質が鼻や目の神経や分泌物を刺激するとくしゃみや鼻水、目の痒みなどの症状が起こります。

花粉症の多くは春頃に飛散するスギやヒノキの花粉によるものであるが花粉症を引き起こす花粉は国内に少なくとも60種類異常あると考えられています。

花粉症が増大している要因には、花粉の飛散量の増加が関係します。戦後、スギやヒノキなどの植林が盛んに行われ、それらが成長し、大量の花粉を作るようになりました。また、大気汚染、食生活、ストレスなどが原因でアレルゲンが増加したことも原因と言われています。

では花粉症にどういった治療法があるのかと言いますと、薬の内服や手術があげられます。薬においては抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド薬の内服が望ましいでしょう。花粉シーズンの2週間前から内服を始めると辛い時期が少しでも緩和すると思います。手術はレーザー治療にて粘膜を焼くことで改善が見込めます。また、日常生活での対策は、外出時はマスクや眼鏡をかけて花粉を防いだり、外出先から帰宅する際は室内に花粉を持ち込まないようによくはらってから入るなど花粉症情報にも注意しながら日常生活を送ることで症状が緩和することと思います。

余談ですが…私は2月ごろからキムチや納豆などの発酵食品を摂取しココアなどからポリフェノールを取るように心がけていた時期がありましたが、その食事に心がけた年の今の時期は花粉症の症状が落ち着き、継続することで現在は花粉症症状がなくなり過ごせています。参考までに…

 

人生は長さだけでなく、いかにその人生と向き合って生きるかも重要です。みんなで健康寿命を伸ばしましょう٩( ‘ω’ )و



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