メタボリックシンドローム

近年良く耳にする言葉ですね。少し体重が増加することによりメタボだ!なんておっしゃる方を良く見かけます。

では、そもそもメタボリックシンドロームとはただ太 っている人のことをいうのでしょうか?そうではありません。一見痩せていても隠れ肥満の方はいます。

メタボリックシンドロームのベースとなるものは肥満です。肥満にも種類があり、ウエスト周りに脂肪がたまる内臓脂肪型肥満(たまりやすく、燃えやすい。) お尻や太ももなど下半身に脂肪がたまる皮下脂肪型肥満(たまりにくいが燃えにくい。)があります。

※肥満度のチェックはBMIが指標とされます。体重kg÷(身長)²が18.5〜25未満が標準とされます。

メタボリックシンドロームの基準は

ウエストが男性で85㎝以上、女性90㎝以上に加え、

①中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満

②収縮期血圧(上)130以上、拡張期血圧(下)85以上

③空腹時血糖110mg/dl以上

①②③の項目2つ以上で診断されます。

メタボリックシンドロームを放っておくと脂肪がどんどん蓄積され動脈硬化、糖尿病、心筋梗塞、脳血管疾患に繋がります。

そうならないために…

まずは食事において、摂取エネルギーが消費エネルギーを超えないように調整しましょう。偏った食生活ではなく3食/日、腹8分目、良く噛み、就寝前3時間は食べ物を摂取しないように心がけてください。

間食をすることは悪いことではありませんが時間と量を決め、ずるずると間食はやめましょう。また野菜などの食物繊維を含むものから先に食べてください。アルコールの大量摂取も避けましょう。

そして、運動。有酸素運動に加え筋トレもすると効果的です。できればウォーキングなど30分/日から始めてみてください。

好みにもよりますが、魚介類、海藻類、大豆、野菜、果物類を、中心としていただけるといいと思います。特に多価飽和脂肪酸が多く含まれている魚を毎日食べると良いです。野菜や海藻に含まれる食物繊維は脂肪の吸収を防いでLDLコレステロールを下げる働きがありますよ!

人生は長さだけでなく、いかにその人生と向き合って生きるかも重要です。みんなで健康寿命を延ばしましょう‼︎



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